大矢野の舎
▪️竣工 2002年
▪️所在地 上天草市
▪️用途 専用住宅
▪️構造 木造2階
▪️面積 敷地面積527m2 建築面積139m2 床面積154m2
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広い敷地に恵まれた5人家族(夫婦+子供3人)のための住宅です。

外部
建物自体を北側に配置することで、日当たりの良い庭を最大限広く利用できるようになっています。また畑地の広がる開放的すぎる外部空間を補うため、カーポートと玄関を繋ぐ渡り廊下を設けています。それにより、外に対して柔らかく閉じ、落ち着いた庭を作り出しています。南に高く開いた2つの屋根は、夫婦と子供の領域を外形にも現した親子屋根で、この家の楽しい外観上のポイントになっています。

内部
1階は家族共有のスペースで、みんなが集まる場所です。そのためできるだけオープンなワンルームを基本とし、食堂・台所・居間・和室は2階の廊下を含めて、一体の空間として計画されています。また不意の来客の祭にもそれらは、建具で柔らかく仕切ることができるフレキシブルなものとなっています。
2階はプライベートルームです。主寝室と子供スペースの大きく二つのゾーンに分かれていますが、子供室は成長に合せて、複数に区分できる様に工夫がなされています。
採用した材料は珪藻土や県産の杉材などの自然素材を主としており、夜間電力を利用したオール電化の熱源とともに健康で安全な暮らしが実現できています。

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その他

○階段:本棚と階段が一体化したもので、箱階段の一種?。居間空間を広く見せるため、本棚を主として、階段の踏み板、蹴込み板は視線の通るFRPのグレーチングを利用している。(階段自体は軽く表現したかった。)
○台所:料理の最中でも子供達の様子が分かる配置としながらも、来客からの視線は防ぐセミオープンなキッチン。ワークトップ、戸棚等は全て家具工事。
○外観:360°どこからでも見られる住宅。見る方向で表情の違う楽しいものとしたかった。カラーガルバニュム鋼板、燻煙乾燥処理の杉材、珪藻土を組み合わせている。
○渡り廊下:御夫婦とも中学校の教諭、現在は遠方の学校であるけれど、近隣に赴任した祭、生徒達が遊びに来た時にここに自転車が並んでいるイメージ。


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